4月17日日曜日に、新入生歓迎巡検を行いました。
今年入部した一回生は全部でなんと8人!!
それに、三回生から新しく入部したT君を含め歓迎の巡検を行いました。
場所は、金魚で有名な大和郡山市です。
巡検のながれ
大和西大寺駅→近鉄郡山駅→郡山城跡→金魚池→商店街→大和郡山市役所→稗田環濠集落→JR郡山駅
以下に巡検や発表の様子を記します。
より大きな地図で 新歓巡検in大和郡山市 を表示
(金魚池や稗田環濠集落は拡大してご覧ください。)
近鉄郡山駅にあつまる部員
郡山駅で一回生と合流し、巡検を開始。
近々行われる選挙の影響で駅前では演説が行われていました。
演説のおかげで駅周辺での、説明は演説との戦いのようでした。
郡山駅から、かつて栄華を誇っていたSEIYUを経由し、郡山城跡へ。
郡山城の石垣
郡山城の門
郡山城跡は石垣で有名な城跡で、昔の石垣が多く残されています。
大規模な石垣の造成のため、石不足になり地蔵や灯篭も石垣の材料とされています。
地形からみると、沖積体である大和盆地では、石垣の材料となるような石はなく、石不足になったというのも納得できます。
石垣に使われている石は、春日神社の水谷川上流部から切り出していたそうですが、現在の地形図から、水谷川を発見することができず、どこから運ばれているかはよくわかりませんでした。
また、地蔵が石垣に組み込まれているのには、この城の造営に関わった織田信長が影響しており、他宗教へのみせしめではないかという説もあるようです。
石垣の材料とされている灯篭の笠の部分
郡山城の堀
次に、郡山城で昼食をとり、立命館大学の地理学研究会のNさんとKさんと合流し郡山城から金魚池へ向かう。
大和郡山市の金魚の養殖は、秋田の庄内と並んで全国的にも有名です。
市内には、気軽に金魚すくいを楽しめる施設も数ヶ所あり、金魚といったら大和郡山市という雰囲気があります。
金魚の出荷が好調だったのは、バブル以前でした。バブル崩壊後は後継者不足により出荷量も減りつつあるようです。市もこの現状を深く受け止め何らかの対策をしているという説明を聞きました。
金魚池
金魚池に近づいて撮影
金魚をイメージしたもの
整備されていない環濠
次に、商店街、市役所をまわって、稗田環濠集落を訪れました。
環濠集落とは、集落の回りに水堀をつくり敵の襲来に備えていた集落のことをいいます。
この水堀が今でも残っているのはめずらしく、貴重な集落といえます。
そして、整備されていない環濠と整備されている環濠がはっきりと分かれているというのもめずらしいと思います。
また、戦乱が落ち着いていた時代(江戸時代以降)にも環濠は残されていたということから、環濠には自衛の役割以外になにかあったのではないかという疑問も生まれました。
整備された環濠
このようなながれで巡検をし、最後は(なぜか)一本締めで無事終わりました。
一回生にとって最初の巡検はどうだったでしょうか?
楽しんでいただけたら嬉しいです。
また、立命館大学の皆様、当大学の巡検に参加していただきありがとうございました。
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