2011年2月22日火曜日

追跡サイン

下見合宿のおまけです。

二日目の山登りでは結構先鋒で突っ走っていた私ですが、道中ぬかるんだ道があったり、狭い岩場で一人ずつ通過しなくてはいけない道もいくつかありました。
「どうせ先に走るのなら、追跡サイン残しておけばよかったなぁ」
とか考えながら合宿から帰ってました。

追跡サインとは?
昔の斥候に使われていた通信技術です。
ルート確認のために本隊よりも先に進んでいる斥候が、後続に情報を渡すためにサインを残す時に使われました。
「この道行き止まり」「注意して進め」といった情報が主に取り交わされます。


サインは道中にある木の枝や、石ころで作ります。
サインにも一応テンプレのようなものは存在しますが、基本的に仲間内で通じれば何でもOKです。
後続が確認した後、サインは回収(元通りに)されます。

通信機器がない時代はこうやって後続へ連絡してたんだよなぁ・・・


たまに今でも私自身、電池切れ・紛失・忘れ物等で手元に通信機器がないことがありますが。
・・・追跡サイン覚えなおそうかな??
サインによっては都会でやったら軽く怪事件になりますが。

後日サインの写真上げます。


文責:George

2011年2月21日月曜日

二日目の様子(下山編)

前回の続きです。
高尾山の山上には展望台があり、前回の写真はそこからとったものです。
展望台には仏様が奉られていたので、一応無事全員下山できるようにお祈りしました。
山上の立て看板 パラグライダーとかまだやってるのかな?

帰りの道はコンクリートで舗装されていました。
道中梅園やみかん畑などがあり、これらの道路は周辺住民の生活道路になっているのでしょうね。
ただ、土の道を歩くよりも足の裏の負担が大きかった気がしますが…

山道から見える景色を写真を撮りながら帰りました

みかん畑近くの罠 食害対策?

棚田・果樹園が広がる西原(下山中)


帰る道中、まだまだ梅がきれいに咲いていたり、ミカンがなっている果樹園もありました。
しかしその一方で、農園の中には耕作放棄地が存在するとも言われます。

バスを待つ部員たち

当初登山道を出てすぐのバス停でバスを待つはずでしたが、待つよりも先のバス停に行ったほうがいいと考えた結果、結構裾野まで帰れた、という図。

合宿中は雨が心配されましたが、傘を使うまでもなく合宿は終わりました。

次回の巡検は宇陀松山で行います。
お楽しみに。

文責:George

2011年2月19日土曜日

合宿二日目の様子

合宿二日目は奇絶峡から高尾山を登山しました。
登山といっても、2時間ほどで山頂につける初心者向けハイキングコースでしたが。


奇絶峡(不動滝)

登山中(まだまだ麓付近)

山中の絶壁にあった仏様のレリーフ どうやって彫ったんだ?気になる

上のレリーフも気になるところですが、何よりも気になったのは
山中にあった反射板

山頂までに二箇所見つかり、ひとつは日本国有鉄道(JRの古称、つまり立てられたのは25年以上前)所有のものでした。
反射板の注意書き 「マイクロウェーブ」が時代を感じさせる(笑)

現在も使われているのでしょうか?
帰った後で「反射板の位置を地図に落としておけばよかった・・・」と反省。


山頂からの田辺市

山頂には展望台と、山頂からの景色に対応した地図がおいてました。
登頂時には息を切らして今にも死にそうな部員がいたり…体力低下が否めない感がありました。

二日目の報告はもうちょっと続きます
起きたらこの時間だった…
文責:George

2011年2月18日金曜日

下見合宿in田辺市

どうも、地理学研究会です。
今日は、一部の部員で和歌山県田辺市に下見合宿のため訪れています。
下見合宿とは、来年度調査する地域に実際に行き、その地域の雰囲気を掴むために行っている合宿のことです。

 和歌山県における田辺市の位置


今日、田辺市では、雨が降る予定だったのですが、1日目の合宿中は雨が降ることなく行えたので、非常によかったです。
また、田辺市に着いて外に出た時、外の温度が温かく感じ過ごしやすい環境になっていました。そして、強風もなく、合宿しやすい環境になっており、本当によかったなぁと安心しながら1日目の合宿を行いました。

 下見巡険で訪れた場所


ということで、田辺市に到着してさっそく部員達が向かったのは、闘鶏神社でした。
ここは、壇ノ浦合戦で源氏を勝利に導いた熊野水軍の伝説がある神社であるそうです。
おみくじなどにも、鶏のぬいぐるみのようなものがついたものもあり、その名のとおり「鶏」をイメージしたものがありました。この神社にとって「鶏」というものが、どういう意識のもと祀られているのかということを地理的視点から論じてみるのもおもしろいかと思います。

闘鶏神社

次に部員達が向かったのは、田辺扇ヶ浜海水浴場でした。
ここは、平成17年に新しくオープンした場所で、夏場になるととても賑わっているそうです。
しかし、さすがに春場に行ってもほとんど誰もおらず、地元の方々が少し散歩しているぐらいでした。

田辺扇ヶ浜海水浴場の風景


次に部員達が向かったのは、田辺城水門跡でした。
ここは元々田辺に会った城跡のひとつで、石垣で水門が築かれていました。
確かに水門跡のようでしたが、昔はいったいどのような状態であったのか非常に気になりました。
これも、研究テーマになりそうです。

田辺城水門跡の風景

次に部員達が向かったのは、天神崎でした。
ここはナショナルトラスト運動の先駆けとなった場所として有名で、自然豊かな丘陵部と干潮時に現れる平らな岩礁で形成されています。

また、鳥類の保護地域になっており、鳥類が多く空を飛んでいたり、湿地帯があったりなど、天神崎付近はかなり自然豊かな場所だなぁと実感させられました。他にも、潮が満ちるのが早くあと少しで道が海水に阻まれる寸前までいき、大変な思いをしました。

天神崎の風景

1日目の下見合宿は天神崎までいき終わりました。これまで行った場所は、すべて徒歩で移動したためか、ほとんどの部員が疲れ果てていました。そのため、宿泊先に行くと真っ先に睡眠をとる部員もおり、疲労が相当溜まったんだなぁと実感させられました。

下見合宿は明日まで行うので、部員達にはなんとか明日まで頑張ってもらいたいなと思います。
それでは、今日はこれまでにしたいと思います。それでは、また。

おまけ

・天神崎付近での部員たちの風景

天神崎でたそがれる部員

疲れ果てた部員達

休憩する部員達

2011年2月16日水曜日

毎週水曜は、、、部会の日

どーも、奈良大学地理学研究会です。
今日は、部会について報告します。

地理研の部会は毎週水曜日に行われ、
どんなときでも「おはようございます」のあいさつからはじまります。

部会の内容は、時期によってまちまちですが、
主に、合宿、学園祭、報告会などのミティーングを行います。

部会の様子part1


部会では、激しい議論となりもめることやお腹をかかえて笑うことがあったりと様々です。
地理研の活動にとって部会はかかせません。


部会の様子part2

ちなみに今日の部会はというと、、、。

西ノ京巡検の報告会と和歌山県田辺市の概要発表会をメインに行いました。

西ノ京巡検では、薬師寺や唐招提寺のある西ノ京周辺の地域をまわりました。
巡検後にはS先輩のご自宅で鍋をご馳走になり、とても楽しかったです。
この巡検については、また後日報告があると思いますので詳細はそのときに、、、。


田辺市概要発表会は、田辺市下見巡検に行く前に田辺市にかんする知識をみんなで
ふかめようということで企画しました。
これは、一人一人にランダムでテーマをわりふりそのテーマにそった内容をまとめてくるというものです。今回は、生物、地形・気候、歴史、都市、限界集落、人口、産業などのテーマがでました。
そして、担当者は調べてきたことを発表しました。

このように、みんなで知識を共有することが部会の醍醐味とも言えます。


最後は「お疲れさまでした」のあいさつで部会は終了します。

以上が部会の流れです。
こんな感じで毎週水曜日に活動しています。

2011年2月14日月曜日

はじめまして、奈良大学地理学研究会です。

はじめまして奈良大学地理学研究会です。

今回、新しくブログをつくることになりました。
初回ということで活動内容を報告したいと思います。



奈良大地理研の活動テーマは、地理学を地理学らしく楽しむです。


現代社会で地理学は、大学受験の道具としか思われておりません。
これでは地理学は、わかりません。

地理学にはいろいろな分野があります。
地形学、水文学、気候学などをはじめとする、自然地理学。
都市地理学、農村地理学、 歴史地理学、文化地理学などの人文地理学。


私たちは、毎年一つの市町村を決め地理学の総合的側面から、その土地を研究しています。
この研究は、2月に始まり、翌年の3月に報告書として成果を出します。
その間、3月に春合宿、8月に夏合宿を行い、現地調査もします。
現地調査は、とても楽しく、いろいろな発見があります。
現地の人や自然と交流したり、現地の料理に舌鼓をうったりと普段では味わえないような思いもできます。旅行とはちがう研究と言う視点でその土地を訪れるため、地域のよさが何倍にもなって伝わります。
2010年度夏合宿in高松

夏合宿個人調査in男木島



ちなみに2011年度の調査地は和歌山県田辺市です。
この研究過程も随時、更新していきます。

また、学園祭では、研究の途中経過の発表と立体地図のなどの展示を行っているのでよかったらいらしてください。


今年から奈良「まち」ものがたりと題して奈良のまちに関していろいろな視点から報告しあうという活動もおこなっています。それの成果も随時更新できたらと思います。




と、、、、。

ここまでは、わりと堅いイメージのところですが実際は、楽しいことがたくさんあります。
コンパは、年に何度もおこなわれますし、巡検(散策+勉強会みたいなもの)もあります。
 新入生歓迎巡検in奈良市(写真の場所は平城宮跡)


S先輩主催の巡検in明日香村


それでもまだ、堅いイメージですよね。


でもでも、ちがうんです。そんな堅苦しいところではありませんよ。
私の学年は10人いるのですが、誰一人かけることなく次で3回生になります。
堅苦しくて、つまらないところだったら、だれも残りませんよね。
みんな地理が好きで、地理研がすきなんですよ。

と、今日は初回なんでこれぐらいにしておきます。

次回からは、巡検の様子や報告、コンパの様子、日常の様子なんかを随時更新していきます。
その過程で見ていてくれる皆さんに地理の楽しさが伝わったら嬉しいです。