2011年4月11日月曜日

お!!花見

sagara1020です。

地理研では今年もお花見をしました。
新入生もまじえて楽しい時間を過ごしました。


より大きな地図で 平城宮跡 を表示

去年の遷都1300年祭のメイン会場となった平城宮跡です。
平城京の歴史はおいておいて地理的な小ネタをひとつ紹介します。


平城京は、沖積平野といわれる低地に位置しています。
低く平坦な地面は区画整備がしやすいだけでなく、水の集まる低地という意味で交易の中心となり平城京に発展をもたらしました。しかし、その半面で、水がたまりやすく、抜けにくいという構造上、京内に汚物がたまり疫病が蔓延するということもしばしば起こったようです。都市の華やかな面はよくとりあげられるがこういったマイナスな面はあまりとりあげられません。現在の日本史の教科書には政治的な内容が重視されていると思います。しかし、背景には地理的要因がほとんどの事象に関わっていると思います。今の社会科教育は、答えを教えているだけというイメージが強いです。答えを覚えるよりも、「どうやってその答えにたどりついたのか」という過程の部分を深く知る必要があると思います。その考え方が、将来「どうやったら望む結果にたどりつけるか」の答えを導くキーになるはずです。歴史上の事件や人物を覚えるためのという形の勉強であるならば、将来役に立ちません。歴史上の事件や人物を構成する要素の背景を考え、それを自分なりの形にアレンジをし実践する力をつけるために勉強をしてほしいなと思います。
(前置きが長いのでこれくらいに、、、。)





現在までに入部してくれた新入生は6人。
西日本出身者が多数という今までどおりの構図は変わりませんが、他府県の人間がたくさんいることで毎年のように方言の話題で盛りあがりますね。

地理研は、いつでも部員を募集しているので興味のある方は、ぜひBOX(H106)までいらしてください。入部の条件は、これといってありませんので、誰でも気軽にお越しください。地理学科でなくとも、奈良大学の学生でなくても、一般的に学生といわれる年齢でなくても、日本国籍でなくても、かまいません。もっといったら地理に興味がなくても構いません。これから活動していく過程で地理好きにさせる自信があります。大学は、もっと開かれたところであるべきです。現在の状況がベストだと思ってしまったらそこで人の成長は止まってしまうのではないでしょうか?団体も然りです。常に上をめざし高めあっていく団体を目指したいです。今年も一年忙しくなると思いますがみんなで頑張りましょう。

ではでは

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