2011年3月6日日曜日

いよいよ本番、出張居酒屋です。



sagara1020です。

前回の続きです。

報告会のあと、佐用町の小規模集落へいきました。
道路の幅員は狭く、街灯もほとんどないような道の奥に集落が立地していました。
会場は海内地区の集会場です。

兵庫県における佐用町の位置



佐用町で訪れた場所と起伏の概観図


海内地区周辺図(集落立地箇所の標高は約250m、佐用市街地は約60m)



会場の写真(右の建物が会場、左に見えるのが集落)



以前から出張居酒屋は地元住民からの要望があったらしく多くの人が訪れました。

小規模集落では、周辺に居酒屋や料理店がありません。
お酒が楽しめる場所までは、自動車がなければ行くことはできないという状況です。
当然ながら、お酒を飲めば運転することはできません。

市街地では、水害の影響や過疎の影響をうけ商店街の店が衰退しています。

そこで、両方の要望により出張居酒屋の計画が企画されました。

両方に需要があり、両方に利益がある。
これが地域の活性化につながるというわけです。


実際の出張居酒屋では、住民の中に学生がまざって一緒に話をするということをしました。
小規模集落では、お年寄りしかいないという、イメージが強かったのですが意外に子供が来ていたので驚きました。

いろいろな世代の人と交流し、集落に対する思いや自分の昔の思いでなどいろいろなことを聞きました。
小規模集落では、移動販売にたより、外の地域にでることは少ないのでよそ者と関わることはあまりないのかもしれません。
特に、お年寄りはそういう人が多いでしょう。

僕と会話をしていた、ある老人は帰り際に僕の手を強く握って「ありがとう」といってくれました。
あの時のことは、絶対に忘れないとおもいます。
すごく嬉しかったし、来てよかったと思いました。
地域のネットワークによそ者である僕らみたいな学生が関わることの必要性がわかりました。
学生でも役に立てるし、需要が求められてる。
学生はただ勉強していたって意味がない。それ以上のことをしなくてはいけない。

集落の人たちの温かさに触れることで、自分を見つめなおす良いきっかけとなりました。

次回は水害についての報告をしたいとおもいます。

0 件のコメント:

コメントを投稿