今回は、6月3日に行われた関地連巡検について報告します。今年は奈良大が主幹校として執り行うこととなりました。
前回の事前報告会で意見・アドバイスを受けたことで、よりよいものとなった内容を他大学のみなさんに発表させていただきました。
今回の巡検での発表内容は・・・
・近鉄奈良駅とその周辺街の景観の変化
・JR奈良駅と周辺地域の景観変化
・奈良盆地の水文的成因
・春日断層と扇状地からみた猿沢池の立地
・法律から見る奈良公園
・奈良公園の植生
・奈良公園のシカ
とのことになりました。
今回の巡検には、立命館大学、追手門大学、京都大学の関地連のメンバーが参加して行われ、総勢約30人となかなかの規模でした。参加していただいた皆様には感謝の言葉を送りたいと思います。
さて、巡検の中身について報告したいと思います。巡検のルートは・・・
近鉄奈良駅→JR奈良駅→ならまち周辺散策→猿沢池→奈良市写真美術館→奈良公園→近鉄奈良駅
と、なりました。
各地点で担当者の発表がおこなわれ、各部員が自身の調べたことをみなさんに一生懸命に伝えていました。かくいう私も、担当していた奈良公園について参加された人たちに伝わるように、不器用ながらも精一杯やらせていただきました。
ここで巡検の発表の一部を紹介させていただきます。
扇状地地形を考察した猿沢池の立地
春日山と高円山の谷から流れる能登川の形成する扇状地地形が猿沢池の関係から見ると、東海自然歩道に沿って流れる能登川が山地から出てすぐに二つに分かれ白毫寺町方面と春日大社方面に分かれる。地形図から、等高線と能登川を意識して見ると扇状になっていることが確認できる。
猿沢池に本題を移すと、池の位置としては扇端であるが、扇端は地層の粒子が比較的密になっていることから湧水地になる。土地利用としては水が得られやすいことから集落立地の大きな要因となっている。
以上がごく一部ではありますが、関地連巡検の発表紹介とさせていただきます。お詫びとしては、上に記してあるのはレジュメからの引用なので、巡検の発表と異なる部分があります。
(三回生 T)
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